Discordでの受注は、最初に依頼チケットを受け取り、マイルストーンごと、または完成した作品ごとにインボイスを発行し、注文を始めたのと同じチケット内で納品するのが最もうまくいきます。アーティスト、開発者、デザイナー、編集者、ブースターは、Discordで販売するときに同じ問題にぶつかります。作業は決まったカタログ商品ではなく、価格は範囲によって変わり、支払いは何段階にも分かれることが多いのです。このガイドでは、固定の商品カタログに無理に当てはめることなく、オーダーメイドの作業を扱えるチケットからインボイスまでの流れを解説します。

An invoice is drafted, sent to the customer, and its status pill moves from Draft to Sent to Paid. Invoice #205 Draft Sent Paid Invoice sent to customer

受注作業が通常のカタログに合わない理由

商品カタログは、決まったものに決まった価格がつくことを前提にしています。ランク、ロール、ファイルなどです。一方、受注作業はお客様ごとに範囲が決まります。ポートレートは複雑さによって料金が変わり、Discordボットの機能は作業時間によって決まり、動画編集は長さと修正回数によって変わります。考えられるすべての価格を別々のカタログ商品として並べると、ほぼ同じ項目が何十個も並ぶことになります。より適した方法は、範囲を把握するための依頼フォームを用意し、仕事の内容がわかってから手作業で価格を決めたインボイスを発行することです。

手順1:自由なチャットではなくフォームで依頼を受け付ける

「受注希望ならDMしてください」という形式では、見積もりを出す前に、あいまいな依頼や範囲の拡大が起きやすくなります。フォーム付きのチケットパネル(Noxyrでは /ticket form)を使うと、チケットが開く前に必要な情報を集められます。参考画像、納期、予算の目安、修正の想定などです。「キャラクターを描いてもらえますか?」という一行の依頼ではなく、実際の情報をもとに見積もりを出せます。

手順2:チケット内で見積もりを出し、合意を取る

買い手とのチケットが開いたら、そのチャンネル内で価格と範囲を文章で提示してください。DMでは行わないでください。これは二重の意味で重要です。後からお客様が別の範囲で合意したと主張したときに参照できる記録になり、最終的なインボイスは、その内容と一行ずつ一致しているべきものだからです。修正や納期について決まった利用規約(TOS)を使っている場合も、ここで案内してください。クリエイティブな作業向けに修正やキャンセルの文言を調整したい場合は、販売者向けTOSテンプレートを参照してください。

手順3:1回のセッションを超える作業はマイルストーンごとに請求する

短い作業なら、最後に1つインボイスを発行すれば十分です。数日かかるアート作品、開発プロジェクト、数日にわたるブースト注文など、ある程度の期間がかかるものは分割してください。開始時に手付金のインボイスを、納品時に最終インボイスを発行します。/invoice create はこれを直接サポートしています。

  • product_nameとdescription:マイルストーンを明確に名付けてください(「スケッチ承認・手付金」「最終納品・残金」など)。そうすれば、インボイスの履歴が無関係な2つの請求ではなく、プロジェクトのタイムラインとして読めます。
  • discount_percentまたはcustom_price:常連のお客様への割引や、通常の料金表と一致しない交渉済みの最終価格に便利です。
  • payment_status:手付金のインボイスは入金が確認されたら「Successful」にします。最終インボイスは、納品の準備ができた時点で「Pending」として作成し、残金が支払われたら切り替えます。

1回の支払いで複数の小さな追加分をまとめる場合は、1つのインボイスに複数の明細行(product_2からproduct_5)を入れることもできます。例えば、基本料金、特急料金、追加の修正1回分などです。

手順4:チケット内で納品し、最終支払いを条件にする

完成したファイル、アクセス権、または作業結果は、受注が始まったのと同じチケット内で、最終インボイスが「Successful」になってから送ってください。これは他のデジタル商品の販売と同じルールです(Discordでデジタル商品を安全に販売するを参照)。高解像度のファイル、ソースへのアクセス、透かしのない納品は、全額の支払い後に行うべきです。進捗を示すには、その前にプレビューや透かし入りの下書きを送るのが妥当な方法です。

手順5:トランスクリプトと領収書でクローズする

注文を参照する理由(「納品済み、最終インボイス INV-0231」など)を付けてチケットを閉じてください。そうすると、保存されたトランスクリプトとインボイスが互いに参照し合います。数か月後に範囲や支払いについて異議が出ても、合意内容と領収書を1か所で確認できます。

手順6:納品が確認されたらレビューを依頼する

受注作業は、ほとんどのDiscordショップ以上に評判に左右されます。実際に納品した作品(スクリーンショットを含む)を添えた公開レビューのポートフォリオは、閲覧中のメンバーを有料のお客様に変える、最も効果的な要素であることが多いです。/rate では、お客様が評価とコメントに画像を添付できます。スムーズな納品の直後、体験が新しいうちに依頼してください。詳しくはDiscordでのレビュー収集を参照してください。

作業途中の範囲変更への対応

受注で最もよくある紛争は、作業が始まった後に「それは頼んでいない」と言われることです。これを減らす方法は2つあります。作業を始める前にチケットに合意した範囲を書くこと(手順2)と、追加分は黙って負担したり、価格全体を交渉し直したりするのではなく、別の明細行としてインボイスに載せることです。「基本料金」と「追加の修正1回(お客様の依頼)」を分けて記載したインボイスは、2回変わってしまった1つの合計金額よりずっと説明しやすくなります。

このワークフローが行わないこと

見積もりを自動化するわけではありません。オーダーメイドの作業の価格は、依頼内容を人が確認して金額を決める必要があります。また、契約書や著作権の移転条件も扱いません。それらは、インボイスと一緒に使う利用規約や契約書に記載すべきもので、支払いの記録にすぎないインボイスに書くものではありません。

よくある質問

手付金と最終支払いを、2つの別々のインボイスにできますか?はい。支払いごとに1つのインボイスを作成し、マイルストーンが分かる説明を付けてください。お客様の注文履歴を見ると、どちらも同じお客様の下に表示されます。

Noxyrが時給を自動計算してくれますか?いいえ。インボイスごとに価格はご自身で設定します。定額の受注料でも、別のところで記録した作業時間から算出した金額でも構いません。

オーダーメイドの作業の途中で、お客様から返金を求められたらどうすればよいですか?それはボットの機能ではなく、方針の問題です。手付金を受け取る前に、部分返金のルールをTOSに明記しておけば、後から交渉になることを防げます。

買い手は後から自分の受注インボイスを確認できますか?はい。公開の/check invoiceコマンドを使えば、誰でも注文IDで注文を確認できます。お客様自身の記録としての領収書にもなります。

この作業の流れには依頼フォームが必要ですか?必須ではありません。ただし、実際の範囲をもとに見積もるか、推測で見積もるかの違いが出ます。フォームがない場合、すべてのチケットの最初の数件のメッセージは、フォームで最初から聞けたはずの質問をあなたが一つずつ尋ねることになります。